長文。めでたし(読むな泣くぞ)

今日は朝から嬉しいお知らせがありました。
ただ、ここに来るまでの道のりは。。。

丁度ほぼ一年前の事。
誰も居ない無加川町の現場で一人でショベルで除雪していると、
遠くに住む数少ない年下の友人から電話が来た。
泣くようなキャラじゃないはずの彼の声は震え・・・

「大平さん・・残念なことにお腹の中で亡くなっていました」と。

8年前。彼らは結婚し僕はその彼らの結婚式の
友人代表をしたくらい仲のいい友人で、
優しい二人はとても仲も良く、
子供を強く欲しがるも、なかなか授からず、
不妊治療にも熱心に通い、そして昨年の年賀状には
「ついに授かりました。1月31日の予定日です」と。
もうどれだけ嬉しかったかは言うまでもありません。
しかし正月も明け、予定日を過ぎても連絡が無く
どうしたものかなと思っていた矢先の電話だった。

聞くと、臨月を過ぎて10日以上経ち
心配していると突然破水があり、ついにか!
と産科に行くも、その後何の変化もなく、
おかしいなと思いつつ、待てどなんの音沙汰もなく・・
病院側はそのまま待っていてくれの一点張り。。
週末という事もあり大きな病院も行かせられないとか・・・
月曜日。
あまりにもおかしいと病院が阻止することを無視し
病院から自分たちが救急車を呼ぶという前代未聞の状態に。
総合病院で帝王切開したときは既に赤ちゃんは星になっていた。

そしてその直後その場から
僕の所に電話が来たというところだった。
「嫁さんはまだ麻酔から覚めず寝ています」
「どう伝えたらいいのか。。。」

奥さんが結果を聞けば激しく悲しむに違いない。
「もう少し早く連れてきてくれれば」
と言う雰囲気の搬送された総合病院。
悔やんでも悔やみ切れない思い。
「大平さん。どうしたらいいのですか?俺は・・」
声にならない声だった。

「大事な事だけ言う。半分医療ミスみたいことだけど
病院を恨むな、怒るな、責めるな。そんなことをしても
もうお前の娘は帰ってこない。後ろを見るな。下も向くな。
前だけ見て進むんだな。おまえがそうじゃないと
奥さんはどうなっちまうかわかんないぞ!
嫁さんまで自殺でもしたら二次災害だよ。
しっかりしろよ。メソメソすんな男だろーが」

こんな事を言った記憶がある。

彼はハッとしたのか、
無理しながらも少し力強くなった声で
「はい!わかりました!」

そこで僕は
「いいか、例え普通に生まれてきたからと言って、
子は親の鏡。
もしかしたら将来ヤリマンの女になって、
今以上に悲しい結末になっていたかも知れないじゃないか。
お前。もしかして頭の中で優等生の可愛い娘を空想してんじゃねーか」


彼の声が大きくなった。
「いくら大平さんでも、こんな時に言っていい事と
悪いことがありますよ。マジ頭に来ました!ふざけないで下さい!」


普段おとなしい彼がキレた!
少しビビった(笑)
「そうか。そんなに腹立つなら俺を殴りに来いよ
今すぐ来いよ。いつでも相手してやるしさ。
ま、今は取り込んでるだろうから
少しくらいなら待っててやるよ。」


「・・・・」
返事なし。。

「あ、それと殴りに来るときは奥さんも連れて来いよ
お前の種じゃだめだ。次はおれが何とかする


笑いをこらえながら(だと思う)
「もぅ。大平さん。。それはダメです」

「そうか、じゃあ次はちゃんといい種を仕込むんだな
じゃないと許さん。しっかりしろ。」

励ましたのか、傷口に塩なのか?
わかんないまま電話を切った。
ショベルカーの中で30分以上話したと思う。
作業を再開するも雪が降ってきたのか
ワイパー全開で除雪するも吹雪いてきて見えにくい。
あれ?
外はいい天気。
珍しく目の周りが猛吹雪だった。


その後、彼らは一瞬でもこの世に舞い降りた娘に
しっかりと可愛い名前も付け、出生届も出し
そして告別式も行った。
彼らの思いは言葉には出来ないくらい辛かっただろう。

でも、僕の生き死にには関係ないし(笑)
そんな事で、その後もそんなノリで
無責任に電話したりした。


彼は仕事柄レース放送によく映る。
「おーい、今日も映ってたぞー。かっこええーぞー」と
テレビの画面を写した写真をメールする。
そんなやり取りで彼らの近況も探ったりしてた。
昨年の秋頃だったか。。
いつものようにメールした。
そうしたら電話が来た。
「大平さん実はもう安定期なんです♪」
「なんと予定日は全く同じ1月31日なんですよ!」


奇跡が起きた

「そーか♪良かったなぁ。おめでとう!」

とは言わななかった。

「こら、お前ら落ち込んだふりして
すぐに仕込んでんじゃねーよ」


「すみません。前を見て進まなきゃと思って」


そして。。
今日の朝連絡が来た。
「大平さん!無事生まれました」と。
元気な男の子。
男で良かったと内心ほっとした。
お星様になった娘と重ね合わせることも
ヤリマンになる心配もないし。。

「で、名前どうする?」

僕と友人の考える名前。

斗蓮之
トレノ(TE37)

星列斗
スターレット(KP61)

蘭獲棒
ランエボ

バカとしか言いようがない。
という事実は小説より面白いという話しでした。






そんなこんなで今日はご機嫌で、
住宅模型作る予定が・・・
そんな真面目な気分にもならず
こんなものを作ってしまう。
56歳。自分のバカさに呆れまくる。

お祝いにこの模型を彼らにプレゼントしようかな(笑)










2 件のコメント
コメントありがとうございます。内容に関係の無い迷惑コメントがあったら教えて下さい。
ひろりん
2019年2月 3日(日) 02:49

お友達のお子さん、無事にご出産ほんとうにおめでとうございます!
新しい命が生まれるって、
当たり前の事に感じるけど実はそうではないんですよね。
実際に子供を授かり、育てるようになってからそう思うようになりました。
なんか読んでるだけで泣けてきた〜wお酒のせいかなw
大変なことも沢山あるけど、
それ以上の喜びも沢山あります(o^^o)
これからの成長涙ものですね♡
本当におめでとうございます(*^^*)

エボホーム
2019年2月 3日(日) 10:10

「フツウのこと」
朝、目が覚めること。暖かい家があること。
お酒が飲めること。快適なベットで寝れること。
フツウのことって有難いですね。
そして彼にはこう伝えました。
「厳しく育てろ」
「子は親の鏡。背中を見せて生きろ」
ヘラヘラしたバカな親が多すぎる世の中で
お前はそうなるなよと。

エボホームオオヒラ有限会社
エボホームオオヒラ有限会社
〒099-1587 北見市豊地22番地23
Tel 0157-66-1110 fax 0157-66-1120
北見市ホームページ制作 スキッパーズ