鉄より遥かに長持ちする、木の燻製。

陵太郎のでっかい平屋。建物、車庫は完成した。
このあとはセクト自身が自社で外構工事を進めてゆくらしい。
外構工事も終われば建物は更にカッコよく見えるだろう。
僕のデザインする建物は重心を重視している。
天井高を通常の2.4mから2.2mに落とすことで、冷暖房効率以外にも
建材、構造材のコストダウン、メンテナンス性が向上するばかりではなく、
低く構えた外観は安定感が増しカッコいいし、当然耐震性も有利になる。
車も低い方がカッコいい。
でも最近はJeepのように四角くて背が高く安定感ないフワフワしてる家が多い。
氷点下20度を下回るこの地で、「開放感」という訳わからん「感」を売りとする、
吹抜けや高天井を売り物にする思考停止した住宅屋とでは
北国でしか味わえない愉しい暮らしを追い求めている僕とは思想が違う。
そして、そこに加え建物の配置に角度を持たせることでセクシーになる。
当然面白がって角度を付けてはいない。室内から見せたい景色。見せたくない景色。外部からの視線。
そこを建物の配置と窓の配置や大きさを考慮して設計している。
当然ながらこの思想は現行の建売emoie®にも同じように生かして設計している。
やはり僕は完璧で天才だ(笑)

陵太郎の家では今までのemoieを更に一段グレードアップしていて、4年前に負け犬撤退した当時のエボホームの仕様をほぼ復活しています。
断熱、薪ストーブ、室内仕上げの漆喰塗りなどもそうですが、外装では屋根の縁取りを「鉄板」ではなく「木」を使用しています。
だいたいこういうの北見の一流ビルダーに質問したらこう答えます。
「木は腐ります。鉄の方が良いです」
じゃあ城は、寺は、、腐るのか(笑)
エボホームでは屋根材を鉄板からアスファルトシングル葺きに替えた(2013年)と同時に屋根の縁取りを「木」に仕様変更しています。
理由は簡単です。
外壁の塗り壁(アートパレ)は50年以上持ちます。(採用して23年なので知らんけど)
屋根のシングル葺き(オークリッジスーパー)も同等以上です。(採用して13年なので知らんけど)
なのに屋根の縁取りだけ鉄だとメンテナンス周期で整合性が取れなくなるのです。
屋根の縁取りである破風(はふ)に使ったのは、いわば木の燻製で、フィンランド生まれのサーモウッドという木です。
(外壁の妻三角部分やウッドデッキにも使用しました。)
薬剤は一切使わず、高熱と水蒸気だけで仕上げてあります。
燻製した食品が長持ちするのと同じで、熱を通すことで腐りにくくなる。しかもこの熱は芯まで届いているので、削っても中の性能は変わりません。
無塗装でも約30年もつ木ですが、保護塗料を塗り、外壁のメンテナンスに合わせて10〜15年ごとに塗り替えることで、耐久性能は50年以上を見込んでいます。
松本城の柱は、約430年前に伐られたヒノキ。黒い板壁は、紫外線に弱い漆を毎年塗り替えながら守られてきました。
木は、濡らさない造りと定期的な塗り替えさえあれば、何百年も生きるのです。
みなさん。木は鉄より早く腐るというのは誤解です。
当然そこには先人から学んだ知識を応用しなければなりません。
セクトの連中に少しずつ確実に技術の継承しながら、
今後も着実にemoieはアップデートして皆様にお届けできるようにいたします。
(当然ですがアップデートするたび価格も上がります)
あ、もう在庫切れらしい。。

さて建てる気120%無かったのに、ハメられて建てることになったエボホーム最後の注文住宅。
「Kalsari(カルサリ)の家」も当然ながら屋根の縁取りはサーモウッドです。
とりあえず木材保護剤塗ります。

ビチョビチョに塗ります(笑)

乾くと塗ったか塗らないかわかりません。
だったらバレないので塗らなくてもいいか(笑)
そう言えばなんで建ててるの?という質問が増えています。
その理由は、、、————————–
話せば長くなるのですが、要するに建てるように追い詰められた(僕が墓穴を掘った)のです。
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